バリオス1型が今なお愛される理由とは?45馬力の咆哮と持病の真実

バリオス1型が今なお愛される理由とは?45馬力の咆哮と持病の真実

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日常の足や週末のロングツーリングを見据えた際、気になるのが航続距離と実用性です。バリオス1型の燃料タンク容量は15リットル(リザーブ約3リットル含む)を確保しています。一方、実燃費については、超高回転型エンジンの特性上、ライダーのスロットルワークによって極端に変化します。

法定速度を守り、低中回転域をメインに使った高速道路や郊外のツーリングであれば22〜25km/L前後をマークしますが、ストップ&ゴーの多い市街地や、15,000rpm付近まで引っ張るアグレッシブなワインディング走行を繰り返すと、燃費は14〜17km/L程度まで落ち込みます。燃料計がないため、安全マージンを見て「走行距離200km前後」での給油をルーティン化することがガス欠トラブルを防ぐ鉄則です。

カスタムシーンにおいて、バリオス1型のパーツ流通状況は二極化が進んでいます。マフラーに関しては、RPM(管)、BEET、OVER Racing、モリワキといった当時を代表する名門ブランドのエキゾーストが今なお高い人気を誇り、オークションでも高値で取引されています。特に4-1集合管が奏でる甲高い直管ライクな高音は、1型カスタムの真骨頂と言えるでしょう。一方で、純正の電装ハーネスや外装パーツ、ステッププレートなどは新品供給が終了しているものが多く、近年では台湾・東南アジア製の社外リプレイスパーツや、ヤフオク等の中古良品ストックをいかに確保するかが維持の生命線となっています。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。