手入力で1箇所ずつ直すのではなく、数百〜数万件のデータを一撃で処理するための関数・置換コマンドを身につけると、作業速度は劇的に向上します。
数式内で改行を生成する「CHAR(10)関数」
複数のセルの文字列を結合しつつ、途中で改行を挟みたい場合はExcelセル内改行数式としてCHAR(10)関数を用います。文字コード「10」は改行(ラインフィード)を意味します。
数式例:
=A2 & CHAR(10) & B2
※この数式を入力したセルも、必ず「折り返して全体を表示する」をオンに設定してください。
検索と置換を使った「Excelセル内改行一括削除」
既存のシートに入り込んだ改行をまとめて消し去りたいときは、Excelセル内改行置換を活用するのが最も手軽です。
- 対象範囲を選択し、[Ctrl] + [H]を押して「検索と置換」ダイアログを開く。
- 「検索する文字列」の入力欄をクリックし、[Ctrl] + [J]を押す(画面上には何も表示されないか、ごく小さな点灭が出現します)。
- 「置換後の文字列」には何も入力しない(空白で消したい場合)、または半角スペースを1つ入力する。
- 「すべて置換」をクリックする。
この裏技を使えば、シート内にある数万箇所の改行が1秒足らずで一掃されます。
関数で改行を除去する「SUBSTITUTE関数改行削除」とCLEAN関数
元データをそのまま残し、別セルにクリーンな文字列を取り出したいときは関数が威力を発揮します。
- SUBSTITUTE関数の場合:
=SUBSTITUTE(A2, CHAR(10), "")
改行コードを指定して空文字に置き換えます。区切りとして空白を入れたい場合は" "に設定します。 - CLEAN関数の場合:
=CLEAN(A2)
印刷できない制御文字(改行コードを含む)を自動判別して丸ごと取り除いてくれる便利な関数です。