シリーズ第1弾『男女7人夏物語』(1986年)と第2弾『男女7人秋物語』(1987年)は、同じキャストを主軸に据えながらも、作品のトーン&マナーにおいて明確な差異が存在します。前作が「運命的な出会いと成就」を描いた青春群像劇であったのに対し、本作は「一度破綻した愛の再生と現実の厳しさ」に焦点を当てたリアリズム劇でした。
当時の視聴率推移や制作データを比較すると、本作がいかに異例の熱狂を生み出していたかが浮き彫りになります。
ビデオリサーチの男女7人秋物語 視聴率 最高記録によると、第1話の段階でいきなり31.0%をマーク。その後も一度も28%を下回ることなく推移し、最終回で36.6%という金字塔を打ち立てました。金曜22時枠のドラマとしては異例中の異例であり、「金曜の夜は街から女性が消える」とまで言われた当時の社会状況を裏付けています。