お布施をいくら丁寧に書いて包んでも、手渡しでそのまま差し出しては作法として不完全です。お布施 渡し方 袱紗 切手盆の所作を身につけておくことで、儀礼の品格が保たれます。
【切手盆・袱紗を用いた受け渡しの動作順序】 1. 袱紗(または切手盆)に乗せた状態でお布施を自分の正面に置く ↓ 2. 僧侶に対し、時計回りに「180度」回す ↓ 3. 僧侶から見て表書きの文字が正面(正位置)になるように向ける ↓ 4. 両手を添え、感謝の言葉を添えて静かに差し出す
自宅での法要や寺院へ赴く際、正式には「切手盆(きってぼん)」と呼ばれる黒塗りの小さなお盆に乗せて差し出します。切手盆がない場合は、持参した紫などの落ち着いた色の「袱紗(ふくさ)」を折りたたみ、その上にお布施を乗せて台代わりに使います。
法要当日に添える挨拶の文例
無言で差し出すのではなく、以下のような簡潔かつ誠意の伝わる言葉を添えます。
- 法要前の挨拶例:「本日は〇〇(故人の戒名や続柄)の四十九日法要にあたり、お心のこもったお勤めを賜りたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
- 法要後(お渡し時)の挨拶例:「本日は温かいお勤めを賜り、誠にありがとうございました。心ばかりの御布施でございます。どうぞお納めください。」
- お車代・御膳料を併せて渡す場合:「御布施」を一番上に重ね、その下に「御車代」「御膳料」を重ねて一括して差し出します。