台風の進路次第で、あらかじめ組まれていたトーナメント日程は大幅な変更を余儀なくされる。順延が決定すると、大会全体のスケジュールが一日ずつスライドするだけではない。特定のゾーンに位置するチームだけが変則的な連戦に巻き込まれるなど、組み合わせの公平性に揺らぎが生じるのだ。
特に影響を受けるのが、投手陣の登板間隔である。過密日程での連投を避けるための球数制限が定着している現在、一日順延するだけでエース投手の疲労回復時間が確保され、控え投手のやりくりにも決定的な差が生まれる。休養日の配置が崩れることで、ノーマークだったノーシード校が息を吹き返すケースも珍しくない。