有権者のライフスタイルが多様化するなか、「期日前投票」と「当日投票」のどちらを利用すべきか迷う場面が増えています。現場取材と制度設計の観点から、それぞれのメリット・デメリットを比較した判断基準を提示します。
当日投票に向いている人の条件
衆院選の投票時間(当日)は、原則として午前7時から午後8時までです(※一部の山間部・離島などでは繰り上げ終了する地域もあります)。当日投票を選ぶべき最大のメリットは、「選挙戦の最終盤まで論戦や最新情勢を見極められる点」にあります。選挙戦終盤の舌戦や突発的な時象、スキャンダル報道などを踏まえ、熟慮を重ねて最後の1票を投じたい論理派・慎重派には、当日投票が適しています。
期日前投票をおすすめしたい人の条件
一方で、仕事のシフトが不規則な方、育児や介護で急な予定変更が起きやすい方、悪天候による外出困難を回避したい方には、迷わず期日前投票を推奨します。期日前投票は公示日の翌日から投票前日の土曜日まで、土日・祝日を含めて毎朝8時30分から午後8時まで利用できます(ショッピングモール等のサテライト投票所では時間が異なる場合があります)。
期日前投票の持ち物についても、事前に自宅へ届いた入場券の裏面にある「宣誓書」に氏名や生年月日を記入して持参すれば、待ち時間ほぼゼロでスムーズに案内されます。入場券を忘れても会場で備え付けの宣誓書に記入するだけで済むため、心理的負担が非常に少ないのが利点です。当日の天候悪化(台風や大雨など)による投票率低下を避けるためにも、予定が見通せない場合は早期に期日前投票を済ませるのが合理的と言えます。