劇場としての役割を終えた後、渋谷ライズビルはどのような進化を遂げたのでしょうか。2026年現在、同ビルは音楽専門チャンネルなどを手掛けるスペースシャワーネットワークが運営するライブハウスの複合拠点として機能しています。
かつての映画館フロアは、以下のような構成で再定義されています。
- WWW(ダブリューダブリューダブリュー):地下1階の旧シネマライズ1跡地に2010年11月オープン(キャパシティ:約400名)。映画館特有のすり鉢状の段差フロアをそのまま客席として転用しており、後方からでもステージ上のアーティストが極めて見やすい構造となっています。
- WWW X(ダブリューダブリューダブリュー・エックス):2階の旧シネマライズ2跡地に2016年9月オープン(キャパシティ:約650名)。フラットなフロア設計に高品質なサウンドシステムと照明設備を兼ね備え、国内外の気鋭アクトが集う旗艦ベニューです。
- WWW β(ダブリューダブリュー・ベータ):エントランスラウンジやクラブイベントに特化した実験的空間として、エッジの効いたDJイベントや電子音楽パーティーを定期開催しています。
映画を映し出していたスクリーンと客席が、生演奏の音響空間へと見事にコンバージョン(用途変更)された渋谷ライズビルは、形を変えながらも次世代カルチャーの培養土であり続けています。