突然の嘔吐が止まらない「自家中毒とは」?胃腸炎との違いと家庭の治し方についての最新情報をお届けします。
救急外来や小児科クリニックにおいて、医師が問診と初期検査で確認する鑑別ポイントを整理しました。夜間や休日に突然の嘔吐に直面した際、受診の緊急度を測る客観的基準として確認してください。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価主な原因・機序糖質枯渇による脂肪分解とケトン体血中蓄積ノロ・ロタ等のウイルス、細菌の腸管感染感染症ではないため他者への飛沫・接触感染リスクはゼロ発症年齢・好発層2歳〜10歳(全体の約85%を占める)全年齢(乳幼児から高齢者まで全般)思春期以降は肝機能と筋肉量の増大に伴い自然軽快することが多い代表的な症状反復する激しい嘔吐、顔面蒼白、倦怠感、アセトン臭悪心・嘔吐、水様性下痢、腹痛、発熱(38℃前後)胃液や胆汁(黄色〜緑色)を吐き続けるのが自家中毒の際立った特徴下痢の有無原則として下痢はなし(便秘傾向の子に多い)1日に数回〜十数回の水様便を伴う「激しく吐くが下痢を全くしていない」場合は自家中毒を強く疑う尿検査所見尿中ケトン体が強陽性(3+〜4+を検出)脱水時に弱陽性(1+〜2+)を示す程度尿試験紙で紫色の濃い陽性反応が出れば確定診断の有力な裏付け標準的治療ブドウ糖の経口補給、または輸液(点滴)整腸剤、制吐薬、電解質輸液による対症療法糖質を体内へ送り込むことでケトン体産生が止まり劇的に改善する