昼休みは一時間しかない。並ぶ時間は無駄だ。そう断言する若手社員が増えた。この「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視の潮流に合わせて急成長を遂げたのが、アプリで事前決済し、店頭のロッカーから数秒でピックアップできるスマート弁当サービスだ。
大手町や渋谷の複合ビルでは、AIが過去の天候やフロアの在社率データから数分単位で需要を予測し、調理と配送のタイミングを最適化するシステムが稼働している。廃棄ロスは従来の数分の一に激減した。注文から受取まで一切のロスタイムがない体験は、分刻みでスケジュールを消化するビジネスパーソンにとって、価格以上の付加価値を持ち始めている。