松の剪定の仕方完全攻略!自己流で枯らす前に知るべきプロの極意

松の剪定の仕方完全攻略!自己流で枯らす前に知るべきプロの極意

松の剪定の仕方完全攻略!自己流で枯らす前に知るべきプロの極意の特集記事をお届けします。専門的な知識が満載です。

「庭の松が伸び放題になってきたから、邪魔な枝をバッサリ切り落とした」――毎年、造園業者への駆け込み相談で最も多いのがこのパターンです。サクラやツツジなどの一般的な落葉樹や広葉樹であれば、幹の近くまで強く切り戻しても、樹皮の下にある休眠芽から再び枝が吹いてくるケースが珍しくありません。しかし、針葉樹である松にその常識は通用しません。

松の剪定で枯れる理由の9割以上は、「植物生理を無視した強剪定」と「時期の誤り」に集約されます。松には、緑の針葉が残っていない古枝からは基本的に新しい芽を出す力(不定芽の発生力)がありません。枝分かれの根元や葉がない箇所で切断してしまうと、その枝先全体に水分や養分が行き届かなくなり、そのまま枝枯れを起こして最終的に樹勢全体を低下させてしまいます。

また、真夏の酷暑期や厳冬期の凍結時に太い枝を切る行為も致命傷になり得ます。強い日差しによって樹皮が日焼けを起こしたり、切り口から病原菌(マツノザイセンチュウや葉ふるい病など)が侵入したりするリスクが跳ね上がるためです。松の剪定とは、枝を無造作に「切る」作業ではなく、日照と風通しを確保するために不要な葉を「抜き」、新芽の勢いを「調整する」緻密な引き算の作業であることを認識しなければなりません。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。