ソウルの食通たちがこぞって口にする「本物の山清を体感したい」という欲求。その行き着く先が、慶尚南道の中央に位置する山清郡観光です。ここは、韓国医学の金字塔である『東医宝鑑』を編纂した伝説の名医・許浚(ホ・ジュン)ゆかりの地として知られ、韓国随一の「韓方の里」として国公認のウェルネス拠点となっています。
山清郡を訪れた者が必ず立ち寄るべき場所が、広大な敷地を誇る東医宝鑑村(トンウィボガムチョン)です。山裾の清涼な空気に包まれたこの複合施設では、五味子や高麗人参をはじめとする自生薬草を用いた本格的な韓国韓方体験が可能。専門の韓医師による体質診断、薬草の温熱パック、智異山の薬草を贅沢にブレンドした足湯セラピーなど、都市生活で疲弊した五感を芯から解きほぐすプログラムが揃っています。
地域観光課の広報資料によると、日本からの個人旅行者数は年々堅調な伸びを見せており、特に「ソウルで山清炭火ガーデンを体験した後に、地方の現地ツアーを組む」という高感度なリピーターの流入が目立っています。現地の食堂で供される、山清特産の薬草ナムルと智異山黒豚の薬膳ポッサムは、都会の焼肉とは対極をなす滋味深い味わいであり、心身を浄化する旅のハイライトとなります。