NHK Eテレで放送されている人気番組『ピタゴラスイッチ』。その中でも異彩を放つのが「ビーだまビースケの大冒険」シリーズだ。赤いビー玉の「ビースケ」が、敵陣に捕らわれた兄弟の「ビータ」と「ビーゴ」を救い出すために危険な砦へ潜入する物語である。
通常、ピタゴラ装置といえば物理的な連鎖反応の美しさを楽しむものだ。しかし、この企画では「玉」に命が宿り、ひとつひとつの動作がキャラクターの感情や葛藤を表現する。絶体絶命のピンチを間一髪で回避する瞬間や、敵の猛追を振り切る疾走感は、ハリウッドのアクション映画も顔負けのスリルを生み出している。