広大な内苑の一角にある「明治神宮御苑」(維持協力金:500円)の最奥に位置するのが、名高いパワースポット「清正の井戸(きよまさのいど)」です。加藤清正が自ら掘ったと伝えられるこの湧水は、都会にありながら水温が年間を通じて約15度前後に保たれ、毎分約60リットルもの澄んだ水が湧き出しています。
かつて「携帯電話の待ち受け画像にすると金運や運気が急上昇する」とメディアで大々的に紹介され、当時は数時間待ちの大行列が社会現象となりました。現在でも連休や吉日には一定の待ち時間が発生する人気ぶりです。
一部のネット上では「午後に行くと陰の気が強くなる」といった噂が囁かれることもありますが、神職関係者や風水研究者によると、そうした俗説に根拠はありません。大切なのは、木々の木漏れ日と豊かな水源が織りなす清冽な自然環境に敬意を払い、穏やかな心で手を合わせることです。水面が鏡のように周囲の緑を映し出す光景は、訪れる人の心を静かに整えてくれます。