クリケットの基本骨子を一言で表せば、「ピッチャー(ボウラー)が投げたボールをバッター(バッター)が打ち、アウトになる前にピッチ間を走って得点を積み上げる競技」です。野球と大きく異なるのは、打者は360度どの方向へ打っても構わない点と、打球がフェンスを直接越えれば一撃で最高の6点(シックス)が入るダイナミックな得点システムにあります。
古くから親しまれてきた伝統的なテストマッチは最長5日間に及びますが、現在のワールドカップで圧倒的な人気を誇るのが「T20(トゥエンティ・トゥエンティ)」と呼ばれる超スピード形式です。1チームあたり20オーバー(1オーバー=6球、計120球)ずつの打撃制限が設けられており、試合時間はおよそ3時間前後。1球ごとに状況が目まぐるしく変化し、豪快なホームラン性の当たりが乱れ飛ぶスリリングな展開こそが、世界のライト層を一気に惹きつけた要因です。