変化の波は突然やってきた。今年に入り、パリやニューヨークのトップギャラリーやセレクトショップで相次いで取り上げられたことで、評価は決定的なものとなった。日本のローカルな文脈で作られた作品やプロダクトが、国境を越えて直感的に「クール」だと受け止められた瞬間だった。
海外のコレクターたちが評価したのは、その計算し尽くされた不均一さだ。大量生産の工業製品には絶対に真似できない、独特の温もりと緊張感。SNS時代におけるデジタル疲労も相まって、本物の質感やストーリーを求める世界中の若者たちが、この熱狂の渦へと飛び込んでいる。