ファンの間で長年議論の的となっているのが、ひつじのショーン犬種およびビッツァー犬種モデルの正体です。「実在するどの犬種に最も近いのか?」という問いに対し、制作関係者の証言やビジュアルの特徴を整理した客観的な比較データが以下の表です。
制作元のアードマン・アニメーションズの現場スタッフが過去のドキュメンタリー等で語った内容を総合すると、ビッツァーという名前に明確なヒントがあります。英語圏のスラングにおいて「Bitzer」は「bits and pieces(寄せ集め)」に由来し、「雑種犬(ミックス犬)」を指す言葉として日常的に用いられます。
つまり、ビッツァーは特定の純血種(血統書付きの犬)を描いたものではなく、英国の田園地帯で働く名もなき頼もしい雑種牧羊犬をリスペクトした存在です。顔つきや耳の立ち方にはシェパード系の面影があり、羊たちを統率する責任感の強さにはボーダー・コリーの気質が見て取れます。この「親しみやすい雑種性」こそが、世界中で愛される親近感の源泉と言えます。