忍術学園において、きり丸の学費や生活費を工面してくれる親族は誰一人いません。入学金から毎日の食事代、学用品に至るまで、すべて自分自身の稼ぎで賄う必要があります。
10歳という若さでありながら、新聞配達、子守り、日雇い労働、廃品回収など、危険を伴わないあらゆるアルバイトに奔走する理由は、学園に籍を置き続けるためです。学園にいる間は寝床と食事が保証され、将来的に自活できる「忍者」としての技術を学べます。つまり、きり丸にとっての守銭奴ぶりやアルバイト生活は、笑いのためのギャグであると同時に、自立した人間として生きるための真摯な努力そのものです。