高橋和也の解雇は、残されたメンバーである成田昭次、岡本健一、前田耕陽にとっても青天の霹靂でした。4人は少年期から合宿所で苦楽を共にし、アイドル全盛期の中で泥臭くバンドの技術を磨き合ってきた無二の戦友でした。
メインボーカルとベースを失った男闘呼組は、バンドとしての機能停止を余儀なくされます。事務所側はグループの存続を模索することもなく、そのまま自然消滅のような形で活動休止を決定しました。メンバー同士の不仲や音楽性の相違による解散ではなく、外部からの強制的な力によって引き裂かれた形となったため、4人が抱いた無念と喪失感は計り知れないものがありました。
それでも彼らの絆が完全に途切れることはありませんでした。表舞台での共演が叶わない長い年月の中でも、互いの近況を気に掛け合い、いつか再び4人でステージに立つという密かな希望を胸の奥底で共有し続けていたのです。