濡れ手に粟の甘い罠!現代ビジネスの不労所得幻想とリスクの正体

濡れ手に粟の甘い罠!現代ビジネスの不労所得幻想とリスクの正体

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容易な利得を追い求める姿勢は、組織の基礎体力を確実に蝕む。短期間で粗利を稼ぎ出すスキームに依存した企業は、研究開発や人材育成といった地道な価値創造を軽視するようになるからだ。

ビジネスジャーナリズムが過去数十年間にわたり記録してきた数多の新興企業の栄枯盛衰は、一つの共通項を示している。すなわち、「濡れ手に粟」の快感を一度覚えた組織は、利益率が低く手間のかかる本質的なイノベーションへ回帰することが極めて困難になるという事実だ。目先の利益率に目を奪われ、持続可能性を犠牲にするビジネスは脆い。

長期にわたって市場で生き残る企業は、安易な利得の誘惑を退け、顧客への提供価値を愚直に磨き続けた組織だけである。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。