結婚式を控えた新郎にとって、衣装選びにおける最大の関心事は「レンタルと購入のどちらが経済的かつ満足度が高いか」という問題です。
全国の婚礼動向データやアパレル各社の市場価格を照合すると、式場提携ドレスショップでのタキシードレンタル費用は1着あたり12万〜18万円がボリュームゾーンとなっています。一方、近年のパターンオーダー技術の向上により、テーラーや専門ブランドでタキシードを一着仕立てる価格は8万〜15万円まで下がっています。
前撮り、挙式・披露宴、さらには二次会や新婚旅行先での後撮りなど、衣装を着用する機会が2回以上ある場合、レンタル料金を複数回支払うよりも購入した方が総支出を抑えられる逆転現象が起きています。
さらに注目すべきは、着用後の「リメイクサービス」の台頭です。挙式後に襟の拝絹を取り外し、パンツの側章を外すことで、通常の高級ダークスーツとしてビジネスや式典で再利用できるお直しプランが定着しています。1回限りの使い捨て出費を避け、資産価値として服を手元に残す選択は、合理的な若い世代を中心に支持を広げています。