胃痛や背部痛の真因?オッディ括約筋の働きと機能不全の治療法を徹底解明

胃痛や背部痛の真因?オッディ括約筋の働きと機能不全の治療法を徹底解明

胃痛や背部痛の真因?オッディ括約筋の働きと機能不全の治療法を徹底解明とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

国際的な機能性消化管疾患の診断基準(Rome IV基準)に基づき、オッディ括約筋機能不全は臨床所見や客観的データの程度によって分類されます。適切な治療方針を決定するためには、この病型を正確に見極めることが不可欠です。

病型分類(Rome基準)詳細・客観的データ基準発症機序の主因臨床現場での治療方針胆道型 I型(狭窄型)胆道痛に加え、AST/ALT・ALP値が基準値の2倍以上上昇、総胆管径が10mm以上に拡張乳頭部の器質的狭窄(線維化)内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)の有効性が極めて高い(推奨度:高)胆道型 II型(混合型)胆道痛があり、「肝酵素上昇」または「胆管拡張」のいずれか1つのみを満たす器質的狭窄と機能的痙攣の混在薬物療法を先行。抵抗性の場合は内視鏡的治療を慎重に検討胆道型 III型(機能型)典型的な胆道痛のみが存在し、酵素上昇や胆管拡張などの他覚的異常を認めない神経性・内臓知覚過敏・一時的痙攣内視鏡手術は非推奨。薬物療法および心身医学的アプローチが中心膵型 SOD心窩部痛とともにアミラーゼやリパーゼの一過性上昇を認め、主膵管の拡張を伴う膵管括約筋の攣縮・通過障害再発性特発性急性膵炎に準じた専門的管理と段階的治療

痛みの原因を特定するためには、食後 右季肋部痛 検査として腹部超音波(エコー)、造影CT、磁気共鳴胆管膵管撮影(MRCP)、超音波内視鏡(EUS)を組み合わせ、総胆管結石や微小結石(マイクロリチアシス)、胆道腫瘍などの器質的疾患を確実に除外することが第一歩となります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。