10代後半から雑誌『Zipper』などの青文字系ファッション誌でカリスマ的人気を誇った中田クルミ。エッジの効いたモードスタイルと個性的なヴィジュアルで原宿ストリートのアイコンとして君臨しましたが、彼女の真の強みは日芸映画学科で培った本格的な演技の土台にあります。
テレビドラマへの進出後、彼女が演じるキャラクターは常に強烈な印象を残してきました。『凪のお暇』(TBS系)での印象的な演技をはじめ、『この恋あたためますか』『凛子さんはシてみたい』、そして脚本家・バカリズムの緻密な会話劇が絶賛された『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)や日韓合同で話題を呼んだ『Eye Love You』(TBS系)など、名作・話題作へのキャスティングが相次いでいます。
演出関係者の証言によると、「中田さんは台本の行間を読み解く能力に長けており、ワンシーンの登場でもキャラクターの背景や生活感を即座に立ち上がらせることができる稀有な女優」と評されています。主演を過度に誇張せず、物語の世界観にリアルな奥行きを与えるバイプレイヤーとしての立ち位置は、近年のドラマ界において極めて貴重なポジションです。