チワワ警察犬の真実|なぜ合格?モモの活躍と現在の姿を徹底解明

チワワ警察犬の真実|なぜ合格?モモの活躍と現在の姿を徹底解明

チワワ警察犬の真実|なぜ合格?モモの活躍と現在の姿を徹底解明について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

そもそも、どのようにしてチワワが警察犬の選考に参加できたのでしょうか。その背景には、警察犬制度における「直轄」と「嘱託」の明確な仕組みの違いが存在します。

警察犬は大きく2つに分かれます。警察本部が直接購入・飼育し、警察官である鑑識課員などがハンドラーを務める「直轄警察犬」と、一般の民間人が飼育・訓練し、警察からの要請に応じて現場へ出動する「嘱託警察犬」です。

区分・項目直轄警察犬(指定犬種)嘱託警察犬(大型犬)嘱託警察犬(チワワ等小型犬)主たる所属・管理各都道府県警察本部民間訓練士・一般飼い主民間訓練士・一般飼い主対象犬種日本警察犬協会指定7犬種
(シェパード、ラブラドール等)大型〜中型指定犬種が中心制限撤廃により全犬種対象
(チワワ、トイプードル等)主な担当任務犯人追跡、制圧、広域捜索足跡追及、行方不明者捜索倒壊家屋捜索、狭小空間救助、広報審査合格率(目安)公務員採用・専従育成(厳選)約30〜40%の難関試験約20〜30%(大型犬と同基準で採点)現場での強み・課題強:制圧能力・持続力
弱:狭所不可、維持コスト高強:足跡追及力・走破性
弱:重量による瓦礫倒壊リスク強:狭所進入、心理的安心感
弱:悪天候・茂みの走破性、体力

日本警察犬協会が指定する代表的な7犬種(ジャーマン・シェパード、ドーベルマン、エアデール・テリア、コリー、ボクサー、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー)にチワワは含まれていません。しかし、民間から優秀な使役犬を登用する嘱託警察犬制度において、奈良県警は犬種の門戸を広く開放していました。

審査会では「小型犬だから」という甘い特別基準は一切設けられず、大型犬とまったく同一の採点基準が適用されました。モモの合格劇は、制度の柔軟性と、大型犬の基準を跳び越えた個体の卓越した能力が合致した結果だったのです。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。