全国のうどんファンや旅行者の間で、地獄炊きはどのような評価を受けているのでしょうか。五島列島を訪れた観光客の手記やSNS上の口コミ、現地調査から浮かび上がった生の声を集約しました。
「讃岐うどんの剛麺とも、稲庭うどんの上品さとも違う。細いのに信じられないほどの弾力があり、熱い鍋に入れたままでも最後まで麺が締まっている」(40代・麺類愛好家)
「生卵と醤油だけのシンプルな食べ方に最初は驚いたが、熱々の麺をくぐらせた瞬間に卵が少し固まってカルボナーラのように絡みつく。この食べ方は革命的だった」(30代・旅行ブロガー)
長崎県内では「九州ふっこう応援割」をはじめとする観光支援策などを契機に、福江島や新上五島町を巡る旅が活況を呈しています。なかでも福江島のグランピング施設「ノルディスクヴィレッジ五島アイランズ」をはじめとするアウトドアフィールドでは、自然の中で鉄鍋を囲み、焚き火で地獄炊きを楽しむ新たな体験スタイルが定着。従来の和食処で味わう郷土料理の枠組みを超え、仲間とシェアするアクティビティ食としての価値も再評価されています。
現地を訪れたなら立ち寄りたい本場地獄炊き名店としては、上五島の「うどん茶屋 遊麺三昧(ますだ製麺直営)」や「竹酔亭」、福江島の「うま亭」などが挙げられます。いずれの店舗でも、グツグツと湯気を上げる特注の小鍋と専用のすくい棒が供され、島の人々が愛し続ける熱気の食体験を堪能できます。