ネット上の掲示板やSNSでは、大宮公園野球場に関してまことしやかに語られる「3大誤解」が存在します。報道陣の取材と公式見解から、その虚実を整理しておきます。
誤解①:「完全密閉型のドーム球場に生まれ変わる?」
これは完全な誤りです。大宮スーパー・ボールパーク構想の初期ブレーンストーミングでアイデアとして出たことはあるものの、大宮公園の樹木景観規制(風致地区指定)および莫大な建設・維持コストの観点から、埼玉県はドーム化を選択肢から事実上除外しています。検討されているのは、開放感を残したスタンド改築と部分的な膜屋根の設置です。
誤解②:「歴史ある高校野球の聖地が大宮から移転する?」
一部で「上尾市民球場や熊谷への完全一本化」が噂されましたが、埼玉県高野連関係者への取材ではこれを完全に否定しています。埼玉の高校野球の決勝戦が大宮公園で行われ続けることには、球児や指導者、OBにとって代えがたいアイデンティティが存在します。仮に改修工事期間中に一時的な代替開催があったとしても、拠点が大宮から恒久的に失われることはありません。
誤解③:「老朽化がひどいからプロ野球(西武戦)はもう開催されない?」
埼玉西武ライオンズにとって、県庁所在地・さいたま市のファン層開拓は大宮アルディージャとの連携を含めた最重要地域戦略です。球団は「大宮リミテッドキャップ」の配布や地域密着イベントを精力的に継続しており、球場設備が許す限り、年間1〜2試合のプレミアムな地方開催を継続する方針を明確にしています。