表紙絵を描く際、見落としてはならないのが「著作権への配慮」です。かつては学校行事のしおりにおいて、流行のアニメキャラクターや有名企業のロゴマークをパロディとして描き写すケースが散見されましたが、現在はコンプライアンス意識が大幅に変化しています。
生徒が完成したしおりの表紙を撮影してSNSに投稿するケースが増加しており、著作物の無断使用は学校外の目にも触れるリスクを孕んでいます。著作権法第35条(学校その他の教育機関における複製等)の例外規定があるものの、行事のパンフレット表紙へのキャラクター無断転載は権利侵害となる可能性が極めて高いため、完全なオリジナルデザインで制作することが鉄則です。
フリー素材サイトのイラストやアイコンを活用する場合も、「商用利用の可否」だけでなく「加工の可否」や「クレジット表記の要否」といった利用規約を必ず確認してください。正しい権利意識を持って制作に取り組むことも、表紙絵担当者として大切なスキルの一つです。