Q1:短下肢装具の費用は全額自己負担ですか?保険適用の手続きは?
A1:全額自己負担ではありません。入院中や退院直後は医療保険(健康保険)が適用され、一旦義肢装具製作所に全額を立て替えて支払った後、申請により7割〜9割が払い戻されます。障害者手帳をお持ちで生活期にある方は、自治体の障害者総合支援法に基づく「補装具費支給制度」を利用でき、原則1割負担(世帯収入に応じた上限月額あり)で作製可能です。まずは主治医やリハビリスタッフに制度利用を相談してください。
Q2:装具の耐用年数が過ぎたら、自動的に買い換えないといけませんか?
A2:自動的に買い換える必要はありません。厚労省基準の耐用年数(短下肢装具は1.5年)は「再申請が認められる最短の目安」です。破損がなく、麻痺の状態や歩行バランスに装具が合っていれば、定期的な点検やベルト交換などの修理を行いながら継続して使用できます。ただし、足のサイズ変化や変形、歩行機能の向上・低下がある場合は、1.5年を目安に医師や義肢装具士の診察を受け、再作製を検討するのが安全です。
Q3:装具を着けたまま履ける靴(靴選び)はどうすればいいですか?
A3:装具を装着した足は、幅や甲の高さが健常側より一回り大きくなります。そのため、左右サイズ違いで1足ずつ購入できる介護シューズ(「あゆみシューズ」など)や、履き口が大きく開く装具対応スニーカーを選択するのが鉄則です。市販のスニーカーを選ぶ場合は、中敷きを外せるタイプを選び、装具側のみ中敷きを抜いて履く、またはダイヤル式(BOAシステム)などの調整幅が広い靴を選ぶと脱ぎ履きが容易になります。
Q4:ゲイトソリューションデザインと通常のシューホンブレースは何が違いますか?
A4:最大の違いは「踵接地時の足首の沈み込み制御」です。通常のシューホンブレースは足首を固定するかプラスチックの弾性で支えるため、踵着地時にカクンと足裏が落ちるか、逆に足首が曲がらず膝が前に出にくくなります。ゲイトソリューションは内蔵の油圧シリンダーがブレーキをかけながら滑らかに足首を倒しこませるため、健常者の足首と同じ運動連鎖を再現し、膝折れを防いでスムーズな重心前進をアシストします。