ネット上の情報やSNSの一部投稿では、「ハナビラタケは見た目が綺麗なので生のままサラダで食べられる」といった誤った言説が見受けられます。しかし、これは明確な誤解であり避けるべき危険な食べ方です。
基本的にハナビラタケを含むキノコ類全般は、生のまま摂取すると微量の天然毒素(微量シアン化合物等)や雑菌、消化しにくい不溶性多糖類によって胃腸炎や消化不良、腹痛を引き起こすリスクがあります。
もしハナビラタケをサラダ風に冷菜として楽しみたい場合は、必ず「熱湯で30秒〜1分ほどさっと湯通し(ブランチング)」し、冷水や氷水にとって水気をしっかり絞る工程を踏んでください。加熱殺菌とアク抜きを行うことで、安全性を確保しながら自慢のコリコリ食感をサラダや和え物で存分に楽しむことができます。
また、ハナビラタケが近年大きな注目を集めている背景には、特筆すべき栄養価とβ-グルカン含有量の高さがあります。日本食品分析センター等の分析データによれば、ハナビラタケの乾燥重量のうち40%以上がβ-グルカン(特に免疫応答に関与するβ(1-3)Dグルカン)で構成されていることが報告されています。これはアガリクスやマイタケ、霊芝などを大きく上回る数値です。
β-グルカンは熱に非常に強い安定した多糖類であるため、加熱調理によって破壊される心配はほとんどありません。日常の食卓に炒め物やスープとして取り入れるだけで、無理なく豊富な食物繊維と健康成分をチャージすることが可能です。