ハード系パンのポテンシャルを家庭で100%引き出すためには、購入直後の扱い方と温め直し(リベイク)の技術が成否を分けます。乾燥が大敵であるハード系パンを常温のまま数日放置するのは厳禁です。
プロが推奨するハード系パン 冷凍保存の手順は以下の通りです。
- 当日に食べ切らない分は即日スライス:一度に食べる厚み(バゲットなら2cm前後、カンパーニュなら1〜1.5cm幅)にカットします。乾燥を防ぐため、スライス作業は迅速に行います。
- 1枚ずつ密閉ラップ:断面から水分が蒸発するのを防ぐため、空気が入らないよう1枚ずつぴったりと食品用ラップで包みます。
- アルミホイルまたは遮光ジッパー袋で二重密閉:冷凍庫内の霜や臭い移りを遮断するため、フリーザーバッグに入れて空気を抜き、マイナス18度以下の冷凍室で急速冷凍します。保存期間の目安は約2〜3週間です。
そして、最も重要なのがハード系パン リベイク方法です。多くの人が陥りがちな「凍ったままトースターに入れて焦がす、あるいは中心が冷たいまま」という失敗を防ぐ黄金律が存在します。
まず、冷凍庫から出したパンは、できれば室温で10〜15分ほど自然解凍させます。急ぎの場合は電子レンジ(500W)で1枚あたり10〜15秒だけ温め、芯の凍結を解除してください。次に、霧吹きでパンの表面(特にクラスト部分)に水をワンプッシュ均一に吹きかけます。この水分がスチームとなり、焦げ付きを防ぎながら皮のパリッとした食感を蘇らせます。
あらかじめ200〜220度に予熱しておいたオーブントースターに入れ、2〜3分間一気に加熱。取り出したらすぐに口へ運ばず、網の上で約1分間休ませるのがプロ直伝の秘訣です。内部にこもった余分な水蒸気が抜け、外皮が本来のクリスピーさを完全に取り戻します。