Q1:膠原病による顔の赤み(蝶形紅斑)と、酒さ(赤ら顔)や脂漏性皮膚炎の見分け方は?
A1:最大の鑑別点は「鼻唇溝(小鼻から口角へ伸びる溝)」に赤みがあるかどうかです。脂漏性皮膚炎や酒さは溝の部分にも皮脂分泌や赤みが生じますが、SLEの蝶形紅斑は溝をきれいに避けます。また、蝶形紅斑は日光浴後に灼熱感とともに急速に悪化し、関節痛や微熱を伴う点で見分けられます。
Q2:指先の皮がむけたり硬くなったりするのは単なる手荒れですか?
A2:水仕事や洗剤による主婦湿疹(手荒れ)は手のひらや指腹の乾燥・亀裂が中心ですが、強皮症の初期病変は「指全体がソーセージのようにパンパンに腫れ上がる(硬化前浮腫期)」ことから始まります。また、寒冷刺激で指が白くなるレイノー現象を伴う場合は手荒れではなく膠原病の可能性が極めて濃厚です。
Q3:皮膚の赤みだけでなく関節も痛い場合、整形外科と皮膚科のどちらに行くべきですか?
A3:皮膚病変が目立つ場合は、まず皮膚科専門医を受診してください。皮膚の視診や生検は膠原病鑑別において最も情報量が多く、皮膚科医から膠原病リウマチ内科へダイレクトに紹介されるルートが最も無駄がありません。受診時には必ず「関節の痛みやこわばりもある」旨を問診票に明記してください。