ドラッグストアで手に入る胃がムカムカする市販薬は、含有されている有効成分によって得意とするシチュエーションが全く異なります。失敗しないための胃痛吐き気薬選び方の鉄則は、「いつ、どんな風に不快感が起きているか」を起点に棚を選ぶことです。
まず、空腹時や夜間にみぞおちがキリキリと痛み、喉元まで酸っぱい液体が込み上げてくるような感覚がある場合は、胃酸過多や食道への逆流が疑われます。このケースでは、胃酸分泌を元から抑えるH2ブロッカーや、胃酸を素早く中和する制酸剤を主軸にした製品が適しています。いわゆる逆流性食道炎市販薬としてセルフケアで活用される薬剤群です。
一方、食事の最中や食後に「少し食べただけですぐにお腹がいっぱいになる」「胃に石が入っているかのように重い」と感じる場合は、胃酸を止める薬を飲むと消化機能がさらに落ちて逆効果になりかねません。必要なのは、脂肪やタンパク質を分解するリパーゼやジアスターゼなどの消化酵素、そして胃の運動を後押しする健胃生薬成分(ケイヒ、チョウジ、センブリなど)を配合した胃もたれ即効性薬です。
さらに、みぞおちの違和感に加えて漠然とした吐き気が続き、ストレスがかかると悪化するという神経性の不調には、吐き気胃薬おすすめの選択肢として漢方製剤が浮上します。胃の水分代謝を整えて吐き気を鎮める「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」や、胃腸の働きを底上げする「六君子湯(りっくんしとう)」など、体質(証)に合わせて選ぶことが根本改善への近道となります。