鈴木亮平さんの歯にまつわる噂が爆発的に広まった最大の契機は、2015年に放送されたTBS系ドラマ『天皇の料理番』でした。肺結核を患い徐々に衰弱していく主人公の兄・秋山周太郎役を演じるにあたり、半年間で体重を20kg減量するという凄まじい役作りに挑みました。
画面に映し出された鈴木さんの顔立ちは、頬が極端にこけ、口元はやつれ果て、歯が抜け落ちて見えるほどリアルな病相を呈していました。この衝撃的なビジュアルを目にした視聴者から「役作りのために前歯や奥歯を抜いたのではないか」という声が殺到したのです。
実際には、急激な体脂肪の減少によって歯茎のラインが露出し、さらに照明の陰影効果が加わることで、まるで歯を失ったかのようなビジュアルが完成していました。歯そのものを物理的に抜くのではなく、全身の骨格と肉体を絞り込むことで口元の印象までも変えてしまう表現力こそ、彼の真骨頂と言えます。