猫の成長速度は人間の時間軸とは大きく異なります。国際的な獣医組織であるAAHA(米国動物病院協会)およびAAFP(米国猫臨床獣医師協会)の「猫のライフステージガイドライン」に基づく最新の計算方法では、猫の年齢換算は次のように定義されています。
生後1年で人間の18歳(高校卒業・成人に相当)、生後2年で24歳(大学卒業・社会人初期)へと一気に駆け上がります。その後は、1年ごとに人間の4歳分を加算していく計算式が標準的です。
この計算式に当てはめると、4歳の猫は「24歳 +(2年 × 4歳)= 32歳」となります。人間社会に置き換えれば、基礎体力を維持しながらも社会的な経験を積み、精神的な落ち着きを獲得する「30代前半の働き盛り」そのものです。
一般社団法人ペットフード協会が発表した実態調査データによると、完全室内飼育における成猫の平均寿命は15.8年前後を推移しています。4歳という時期は、猫の一生を80年強の人間の人生に重ね合わせた際、まさに人生の第2ステージへと舵を切る重要な節目に位置づけられます。