かつての強豪校にありがちだった「部活さえしていれば良い」という風潮は、ここには存在しない。学校側が導入した独自の学習支援システムは、遠征先でもオンラインで授業を受けられるだけでなく、個々の理解度に応じたAIドリルを提供する。部活動の移動バスの中は、今や静かな自習室へと変貌を遂げた。
テストの点数が基準に満たなければ、どれだけ優秀な選手であっても練習への参加は認められない。この厳しいルールが、逆に生徒たちの主体性を呼び覚ました。自ら時間を管理し、学びと向き合う姿勢こそが、結果として本番での強いメンタルを生み出している。