2016年10月、北乃きいの後任として日本テレビ系『ZIP!』の第3代総合司会に抜擢された川島海荷。当時22歳という若さでの帯番組MC就任は異例の抜擢であり、2019年3月まで2年半にわたって毎朝の顔を務め上げました。
円満な卒業であった一方で、ネット上では「ZIP 降板理由」を巡って様々な憶測が飛び交いました。しかし、関係者への取材や当時の本人の総括コメントを分析すると、その主因は「生放送の過酷な拘束時間と女優業の両立の限界」にあったことが明白です。月曜から金曜の生放送に合わせ、深夜2時起きを続ける生活は、長期間の地方ロケや数ヶ月間に及ぶ舞台稽古を伴う本格派女優としてのステップアップを著しく困難にしていました。
さらに彼女は、デビュー以来約16年間所属した大手芸能事務所「レプロエンタテインメント」とのマネジメント契約を満了し、2021年12月31日をもって退所・独立しました。この事務所移籍・独立劇は決してトラブルによるものではなく、「30代を見据え、自分自身の責任で表現活動の舵を取りたい」という強い自立心に基づいた決断でした。敷かれたレールの上を走るのではなく、自身の感性に合った作品を厳選するクリエイティブなスタンスへと移行したのです。