地方都市の大規模ホテルが営業を終えると、インターネット上では時に真実とはかけ離れた都市伝説や風評被害が発生します。福山ロイヤルホテルに関しても、検索エンジンやSNSの一部で根拠のない誤解が散見されました。本稿では、取材データに基づきそれらのデマを是正します。
誤解1:廃墟化して危険な心霊スポットになっている?
インターネット上のオカルト系掲示板や一部の動画サイトにおいて、「閉館後のホテルが廃墟化し、心霊スポットになっているのではないか」という無責任な言説が流布された時期がありました。しかし、実際には閉館直後から関係者によって厳重な施錠と巡回管理が行われており、侵入や荒廃を許す隙はありませんでした。その後、法的手続きを経て迅速に解体工事が実施されたため、建物自体が現存しない現在、心霊スポット化などあり得ない完全な事実無根の噂です。
誤解2:夜逃げや突然の経営破綻だったのか?
「ある日突然シャッターが閉まった」という噂も囁かれましたが、これも誤りです。ホテルの営業終了は、運営会社による将来的な収支予測と施設更新費用の精査に基づき、関係取引先や予約客へ段階的な案内を行った上で進められた計画的な事業撤退でした。未払い問題などで混乱を生じさせた突発的な倒産劇とは異なり、秩序立った形で幕が下ろされています。