舞祭組の誕生は、2013年10月放送のバラエティ番組『キスマイBUSAIKU!?』にゲスト出演した中居正広の鶴の一声が発端でした。当時、Kis-My-Ft2はフロントメンバー(北山宏光・藤ヶ谷太輔・玉森裕太)と、後列に配置されていた4人の衣装や露出度における「明確な格差」が公然の事実となっていました。
そのシビアな現実をタブー視するのではなく、あえて「ブサイク」という強烈なアイロニーを込めてエンターテインメントに昇華させたのが、中居正広のプロデュース力です。2013年12月13日にリリースされたデビューシングル『棚からぼたもち』は、自虐的な歌詞と泥臭い全力パフォーマンスが日本中に衝撃を与え、オリコン週間シングルランキングで初登場2位、売上枚数約20万枚を記録する大ヒットとなりました。
続く『てぃーてぃーてぃーだてぃーたましろ』『やっちゃった!!』、そしてメンバー自身が作詞作曲を手掛け、中居への感謝を織り込んだ珠玉のバラード『道しるべ』(オリコン1位獲得)に至るまで、彼らは「劣等感をエネルギーに変えて泥臭く這い上がるヒーロー」として、多くの大衆から愛される存在となったのです。