結婚から10年近くが経過した現在では想像もつきませんが、2016年の入籍当初、一部のネットメディアや週刊誌では失礼にも「格差婚」と揶揄する論調が存在していました。当時、榮倉奈々はNHK連続テレビ小説『瞳』のヒロインを務めるなど国民的人気女優として確固たる地位を築いていた一方、賀来賢人は実力派バイプレイヤーとして高い評価を得ていたものの、世間的な知名度においては一歩譲る状態だったためです。
しかし、この表面的な「格差婚」という見方は完全な誤解でした。結婚後、賀来賢人は2018年の主演ドラマ『今日から俺は!!』の大ヒットを機に国民的人気俳優へと一気に飛躍。その後も日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』や、自ら原案・主演・共同エグゼクティブプロデューサーを務めたNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』が世界的大ヒットを記録するなど、今や日本を代表するクリエイター兼トップアクターとして国際的な成功を収めています。
この劇的な躍進の背景について、賀来賢人本人は「結婚して守るべき家族ができたことで、覚悟が決まり仕事に対する甘えが消えた」と公の場で語っています。妻の知名度に乗客するのではなく、互いが刺激を受け合いながら才能を開花させていく過程は、ネガティブな下馬評を実力で完全に覆した好例と言えます。