ひつまぶしの食べ方決定版!4等分の理由と最高の一杯を味わう作法

ひつまぶしの食べ方決定版!4等分の理由と最高の一杯を味わう作法

ひつまぶしの食べ方決定版!4等分の理由と最高の一杯を味わう作法の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ひつまぶしの起源には諸説ありますが、最も広く知られ定説とされているのが、明治6年(1873年)創業の名古屋の老舗料亭「あつた蓬莱軒」(熱田神宮門前)を発祥とする歴史です。

当時、熱田の宿場町として賑わっていた同店では、出前用の瀬戸物の丼が配達中に割れてしまう事故が頻発していました。そこで2代目店主が考案したのが、割れない木製の大きなおひつ(櫃)にご飯とうなぎを入れて届けるスタイルでした。

しかし、大人数で取り分ける際、上に乗せた大きなうなぎばかりが先に取られてしまい、最後の人にはご飯しか残らないという不満が生じました。この問題を解決するため、「うなぎを細かく刻み、ご飯全体に満遍なく混ぜ(まぶし)て提供した」ことが、「ひつまぶし(櫃塗し)」という名称の直接の由来となっています。

「あつた蓬莱軒」は1987年に「ひつまぶし」の商標登録を取得(登録第1996631号)していますが、現在では名古屋を代表する伝統的な食文化の一般名称として広く親しまれています。残さず均等に美味しく味わうという、日本人の「もったいない精神」と「もてなしの知恵」が生み出した合理的な傑作と言えます。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。