実際の韓国語の日常会話における「いいよ」は、좋아と괜찮아の二者択一にとどまりません。相手との関係性や話の流れに応じて、多彩な承諾フレーズが使い分けられています。特に親しい友人同士のタメ口(パンマル)で極めて高い頻度で使われるのが그래(クレ)です。
「그래」は直訳すると「そう」「その通り」に近い相づちですが、提案に対して「いいよ、そうしよう」と軽く受け流すように同意する際に重宝されます。「좋아」が「それ最高だね!」という積極的な熱量を伴うのに対し、「그래」は「分かった、いいよ」という落ち着いた受諾のニュアンスを含みます。さらに軽く「いいよ〜」と返す際には「그래, 좋아(クレ、チョア)」と2つを重ねてリズムを作る表現も定番です。
一方、目上の人やビジネスシーン、初対面の相手に対して「いいですよ」と伝える場合には、適切な韓国語の敬語(丁寧な表現)へのシフトが求められます。親しみを持たせた丁寧語(ヘヨ体)であれば「좋아요(チョアヨ)」や「괜찮아요(クェンチャナヨ)」、よりかしこまった公的な承諾(ハムニダ体)であれば「좋습니다(チョッスンミダ)」が定石です。また、相手の指示や依頼を正式に引き受ける「いいですよ(分かりました)」という意味合いでは、「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」を用いるのがマナーとして最も安全です。