ネット上のQ&AサイトやSNSで大会ごとに必ず議論が巻き起こるのが、「バレーリザーブメダルもらえるのか?」という疑問です。華々しい表彰式で歓喜に沸くチームメイトの輪の中に、帯同していたはずのリザーブ選手の姿が見当たらないケースを目撃したファンは多いでしょう。
結論から申し上げますと、IOCおよび国際大会の公式ルールにおける原則は「大会中に正式登録され、試合エントリー(ベンチ入り)した選手にのみ授与される」となっています。
もしチームがメダルを獲得した際、大会初日から決勝戦まで誰も負傷せず、一度もリザーブ枠から本登録へ入れ替わる機会がなかった場合、そのAP選手にはIOC公式のオリンピックメダルは授与されません。表彰台に登壇することも禁じられており、観客席からチームメイトの晴れ姿を見守る形となります。
この極めて冷酷とも言える線引きに対しては、国内外の指導者や選手会から「数カ月に及ぶ過酷な事前合宿で体を張り、練習相手を務め、チームの戦術的勝利に不可欠な貢献をした仲間が報われないのは不当だ」という批判の声が絶え間なく上がってきました。
そのため、各国のオリンピック委員会(JOCなど)や各競技連盟では、公式メダルとは別に独自の「功労メダル」や記念品を授与したり、獲得賞金を等しく分配するなどの配慮を行う運用が定着しています。しかし、公式記録として「オリンピックメダリスト」の肩書が残るかどうかという点においては、依然として厳格な境界線が存在しているのが冷徹な現実です。