Q1:「公正」と「公平」の簡単な覚え方はありますか?
A1:「公正」は「正しいルールに従う(客観基準)」、「公平」は「えこひいきしない(主観排除)」と覚えるのが最も明快です。社会の法や制度に対しては公正、人や対象への接し方に対しては公平を用います。
Q2:なぜ「公平取引委員会」ではなく「公正取引委員会」なのですか?
A2:同委員会が監視するのは「独占禁止法などの法規範(公正なルール)が遵守されているか」であり、すべての企業の業績を平らに揃えることではないためです。市場の自由かつ正当な競争秩序(公正性)を担保することが任務であるため「公正」が用いられます。
Q3:「公正な判断」と「公平な判断」はどのように使い分ければよいですか?
A3:裁判官が法律や判例に則って下す判決は「公正な判断」です。一方、喧嘩した兄弟の双方の言い分を聞いてどちらか一方に肩入れせずに下す仲裁は「公平な判断」と表現するのが適切です。
Q4:ビジネスの場面で「公平な分配」と「公正な分配」のニュアンス差は?
A4:「公平な分配」は各人の貢献度や状況の差を勘案して納得感のある配分を行うニュアンスが強くなります。対して「公正な分配」は、あらかじめ合意された分配規程や計算ロジック通りに寸分違わず処理するニュアンスを持ちます。