妊婦が手足口病に感染したら胎児への影響は?リスクと予防法を徹底解説

妊婦が手足口病に感染したら胎児への影響は?リスクと予防法を徹底解説

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現在、手足口病の病原ウイルスを直接退治する抗ウイルス薬や予防ワクチンは存在しません。そのため、妊婦の手足口病における薬と治療法は、母体の苦痛を和らげる対症療法が主軸となります。

発熱や激しい喉の痛みに対しては、妊娠週数や胎児への安全性が確立されている解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン製剤)が第一選択として処方されます。市販の解熱鎮痛薬(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDs)は、妊娠後期に使用すると胎児の動脈管収縮などの深刻な副作用を引き起こす恐れがあるため、自己判断での服用は厳禁です。

口腔内の潰瘍に対しては、妊婦でも使用可能な含嗽薬(アズレン配合うがい薬)や口腔用軟膏が処方されます。痛みが酷く固形物が食べられない場合は、刺激の少ない冷たいゼリーやスープ、経口補水液を少しずつ口に含み、脱水を防ぐことが最優先されます。

【プロの結論】産婦人科を受診するタイミングと適切な受診手順

手足口病に妊娠中に感染した際の産婦人科受診目安として、以下のいずれかに該当する場合は速やかに医療機関へ相談してください。

・水分が全く摂れず、半日以上排尿がない(脱水の兆候)
・38.5度以上の高熱が2日以上続く
・激しい頭痛、嘔吐、首の硬直感、手足のしびれがある
・妊娠34週以降(臨月・出産間近)に発症した、または同居家族が発症した
・お腹の張りや胎動の減少を感じる

受診時の重要な注意点として、いきなり産婦人科の外来へ直接赴くことは絶対に避けてください。待合室にいる他の妊婦や新生児への二次感染を防ぐため、必ず事前に電話で「手足口病の疑いがある(または家族が感染している)」旨を伝え、発熱外来の利用や別室待機などの指示に従って受診してください。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。