二人の出会いは、久米宏氏がTBSに入社する前、学生時代に遡ります。演劇やアートへの関心が高かった久米宏氏は、当時すでに最先端のファッションや舞台芸術の現場に関わっていた麗子氏と知り合いました。
当時のインタビューや久米宏氏の自著『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』などの回想録によると、久米宏氏は洗練された雰囲気を纏う麗子氏に強烈な一目惚れをしたと明かされています。まだ何者でもなかった若き日の久米氏が、年上で大人の魅力を漂わせる麗子氏に猛アプローチを重ねたというエピソードは、ファンの間でも語り草です。
交際を経て、1969年(昭和44年)に二人は結婚しました。当時、久米宏氏は25歳、麗子氏は29歳。高度経済成長期の日本において、女性が29歳で4歳年下の男性とゴールインするケースは極めて前衛的であり、二人の関係性がいかに形式にとらわれない強固な絆で結ばれていたかを物語っています。