購入を検討する多くの人が最も不安視するのが「落としたらすぐ割れてしまうのではないか」という耐久性の問題です。ネット上の検索窓でも関連ワードとして散見されますが、現場の製造工程を検証すると、一般的な陶器(土もの)と美濃焼アクセサリー(磁器質)には決定的な構造差があります。
美濃焼アクセサリーの多くは、吸水性がほぼゼロに近く硬度の高い「磁器土」を使用し、1200℃〜1250℃を超える高温で焼き固められています。これは建物の外壁に使われるモザイクタイルと同様の耐久基準であり、通常の取り扱いで机から落としたり、ポーチの中で他の小物と接触したりする程度で粉々に砕けるリスクは極めて低いのが実情です。
ただし、大理石や硬いコンクリートの床へ高所から落下させた場合や、金属製の金具を無理な力で引っ張った場合には、欠けやパーツの外れが生じる可能性があります。取材に応じた工芸関係者は「ガラス製品や天然石のアクセサリーと同等の丁寧さで扱っていただければ、何年も色褪せることなく使い続けられる」と語っており、極端に神経質になる必要はないことが分かります。