視力検査の赤と緑はどっちが正解?見え方の違いと過矯正の真相を徹底解説

視力検査の赤と緑はどっちが正解?見え方の違いと過矯正の真相を徹底解説

視力検査の赤と緑はどっちが正解?見え方の違いと過矯正の真相を徹底解説の詳細について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

眼科やメガネ店で行われるこの検査は、正式名称を「レッドグリーンテスト(二色テスト/Duochrome Test)」と呼びます。この検査の最大の目的は、近視や遠視の度数を決める最終段階で、処方するレンズの度数が強すぎないか、弱すぎないかを客観的に確認することです。

多くの患者が「視力を測るテスト」と誤解していますが、実際は「ピントの合っている位置が網膜の前後どちらにズレているか」を特定するための検査です。ランドルト環(Cのマーク)による視力検査だけでは、本人が目の筋肉を無理に使って無理やりピントを合わせてしまい、正確な屈折状態を見落とす危険があります。そこで、物理学的な光学現象を用いて、本人の主観的な頑張りに左右されずに度数の過不足をあぶり出します。

このテストを支えているのが、「色収差(光の波長による屈折率の違い)」という光学原理です。可視光線は波長によって曲がりやすさが異なり、波長が長い「赤い光(約700nm)」は曲がりにくく、波長が短い「緑の光(約550nm)」はレンズを通過するときに強く曲がる性質を持っています。目の中に入った光も同様に、緑の光は手前で結像し、赤い光は奥で結像します。この物理的な特性を応用したのがレッドグリーンテストの精緻な仕組みです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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