同世代の中でもひときわ落ち着いたオーラを放つ目黒さんですが、その色気の正体は一体どこにあるのでしょうか。単なる生まれ持った美貌だけでは説明がつかない深みの根底には、約10年に及ぶ過酷なジュニア時代があります。
入所日は2010年10月30日。同期にはtimeleszの佐藤勝利さんをはじめ、神宮寺勇太さんなど、早い段階から脚光を浴びたタレントが名を連ねていました。華々しく先を走る同期たちを背中から見つめながら、目黒さんは長い間「バックダンサーの端」を務める日々を過ごしました。
「自分には何もない」「事務所を辞めようかと考えたこともあった」と、かつての密着ドキュメンタリー番組で本人が吐露した通り、かつてはクビの危機すら囁かれた時期もありました。しかし彼はそこで逃げ出すのではなく、自らの弱点と徹底的に向き合う道を選びます。自らの課題や目標を事細かに書き留める「夢ノート」をつけ始め、自らのビジュアルを際立たせるためのセルフプロデュース(前髪を上げた独自のテクノカットの確立など)を愚直に継続しました。
転機となったのは舞台『滝沢歌舞伎』での負傷者代役の抜擢でした。わずか数時間の稽古で完璧に本番を務め上げた現場での根性が認められ、宇宙Sixでの活動を経てSnow Manへの電撃加入を勝ち取ったのです。辛酸を舐め尽くし、崖っぷちから自力で這い上がってきた過去があるからこそ、彼の眼差しには軽薄さのない「憂い」と「覚悟」が宿り、それが20代にして唯一無二の色気となって表出しています。