検索エンジンで学校名を調べると関連ワードに浮上する「ナンバペット美容学院 閉校の噂」や「噂の真相」という文字列に、不安を覚える人は少なくありません。しかし、教育委員会や関係各所の公示資料、ならびに学校側の公式アナウンスを確認する限り、閉校という事実は存在しません。
では、なぜ火のないところにこのような煙が立ったのでしょうか。業界動向を追跡取材していくと、2つの要因が複合してデマが形成されたプロセスが見えてきます。第1に、ペット系専門学校業界全体の統廃合問題です。少子化に伴い、地方の中小規模なペットスクールが募集停止や閉校に追い込まれる事案が近年関西でも相次ぎました。それらの業界ニュースと、長い歴史を持つ同校の情報がネットの伝言ゲームによって混同された形跡があります。
第2に、姉妹校の展開や校舎機能の再構築に伴う動きです。ナンバペット美容学院はナンバペット美容学院 なんば校(大阪)とナンバペット美容学院 神戸校(兵庫)の2拠点を中心に展開していますが、過去のコース改編や教室の集約といった情報が掲示板等で誇張され、「学校自体がなくなるのではないか」という根拠のない憶測に飛躍したというのが実態です。
また、「ナンバペット美容学院 偏差値」という検索需要についても正しい理解が必要です。そもそも認可校・無認可校を問わず、専門学校の入試に大学受験のような学力偏差値の指標は設定されていません。選考は筆記試験の点数競争ではなく、面接や作文、出願書類を通じた「適性」「動物に対する倫理観」「学習意欲」を問う形式が中心です。学力試験のハードルを恐れる必要はありませんが、途中で投げ出さない覚悟があるかどうかが厳しく見極められます。