Q1:通っているジムのベンチがフラット、45度、75度しか選べません。45度で効かせる裏ワザはありますか?
A1:ベンチの背もたれ自体が45度で固定されている場合、座る位置を少し前にずらし、お尻から背中にかけて浅めに腰掛けることで、上半身の傾斜角度を擬似的に30度前後に寝かせることが可能です。また、ダンベルの軌道を無理に高く押し上げず、みぞおちの上あたりから鎖骨の正面に向かって垂直に挙上する意識を持つと、三角筋前部への負荷逃げを最小限に抑えられます。
Q2:インクラインダンベルプレスをやると鎖骨付近ではなく肩の前部ばかり筋肉痛になります。どこを修正すべきですか?
A2:修正点は3つあります。第1にベンチの角度を一段階下げること。第2にダンベルを下ろした際、脇が90度に開いていないか確認し、体幹に対して60度程度まで脇を締めること。第3に動作中に肩がすくんで僧帽筋が上がっていないか見直すことです。肩甲骨を下げた(下制)状態をキープして動作を行ってください。
Q3:重量を伸ばすことと、角度を低くして効かせることのどちらを優先すべきですか?
A3:まずは「角度を30度前後に設定し、ターゲットである大胸筋鎖骨部に負荷が乗るフォーム」を完全に習得することが最優先です。フォームが崩れた状態で重量だけを追うと、三角筋前部や三頭筋での代償動作が定着してしまいます。10回正確にコントロールできる重量から段階的にプログレッシブ・オーバーロード(漸進性過負荷)を適用してください。