ネット上で長年くすぶり続けるのが、彼女の顔立ちに関する「整形疑惑」です。日本人離れした大きなアーモンドアイ、日本人特有の重さを感じさせないシャープな鼻梁、まるでお人形のような唇。この人間離れした容姿に対して、掲示板では「目頭を切開したのではないか」「鼻にプロテーゼや肋軟骨を入れているのではないか」といった憶測がたびたび飛び交います。
しかし、こうした疑惑をフラットな検証なしに信じ込むのは早計です。決定的な反証材料となるのが、母親である五十嵐淳子の若い頃のポートレートです。1970年代に一世を風靡した五十嵐淳子の当時の写真を確認すると、CGと見紛うほどの大きな瞳、ドールのような輪郭、陶器のような肌質に至るまで、現在の里砂と瓜二つであることが分かります。昭和の映画界・ドラマ界を席巻した類まれな遺伝子が、そのまま受け継がれている事実は揺るぎません。
さらに見逃せないのが、彼女自身がYouTubeや雑誌媒体の企画で公開してきたプロフェッショナルなすっぴん検証とベースメイク術です。素顔の状態を公表した際も、本来のパーツの良さは明白でありながら、そこから陰影(コントゥアリング)の計算、ハイライトの位置、瞳の黄金比を算出する独自のカラーコンタクト(カラコン)選定によって「二次元の人形」へとメタモルフォーゼを遂げていく過程が克明に記録されています。世間が「整形」と錯覚するほどの変貌は、整形医療というよりは、研究し尽くされた自己演出工学の結実と捉えるのが極めて自然です。